CTO横井聡の『プレゼンがそれっぽく見えるホワイトボードの使い方』

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ランサーズのエンジニアを率いるのは、CTOの横井聡。技術力も然ることながら、彼には社内随一ともいえる『ホワイトボードドリブン』というスキルが備わっています。会議中にホワイトボードを活用することで、場の雰囲気と参加者の気持ちを支配する技術です。

横井の『ホワイトボードドリブン』は、随所で披露されます。エンジニアのミーティングではもちろん、取引先との打ち合わせも然り。経営会議の場においても、やおら立ち上がり、その日の気分でペンの色を決め、ホワイトボードで図解を始めるのです。

そこに描かれた図を見ても、何を伝えたかったのかはまったく理解できません。それなのに、「分かった気」にさせて(説得力)「すごい発言」に感じさせて(錯覚力)会議を推進できる、『ホワイトボードドリブン』について横井本人に聞いてみました。

皆さんの仕事に活かせる部分が、多少でもあることを期待して、CTO横井聡による『ホワイトボードドリブンの極め方』をお届けします。

 

ランサーズが理想とするエンジニア組織

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横井はエンジニア採用の責任者であり、CTOでもあります。新旧エンジニアを融合させて、テクノロジーの活用でプロダクトを成長させることが最大のミッション。パフォーマンスを最大化するエンジニアの組織づくりには、並々ならぬこだわりがあるそうです。手始めに、横井が考えるエンジニア組織の理想形について聞いてみました。

横井:組織やプロダクトの課題は複数あって、コントロールすべきレバーはたくさんあります。だからランサーズのエンジニアに求められるのは多様性であり、組織としては多様な価値観を受け入れる受容性が必要なんです。ダイバーシティであり、かつインクルージョンが云々……

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早速ホワイトボードを使い始める横井いわく、これこそが『理想のエンジニア組織』の図であるとか。図式化されることで、理解できない話であるにも関わらず、納得できてしまうものです。

横井:異なる性格と才能が集まるわけなので、組織としてはトップダウンはダメ。有機的に課題解決へ取り組むことのできる、ボトムダウン型が理想なんです。

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ペンの色を変えてせわしなく描き続けるのですが、発言と絵の相関が見えないという不思議。横井の『ホワイトボードドリブン』による組織論は続くのですが、話を遮ってスキルの正体に迫ってみました。

 

ホワイトボードドリブンはサービスだ

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――ホワイトボードドリブンに絵心は必要なのでしょうか。必ずしも画力は必要ないとお見受けしました。

横井:ホワイトボードドリブン、つまりホワイトボードを利用して会議を推し進めるためには、絵の力が決定的な要素になりえません。では、何が必要なのか。

僕の中には、『ホワイトボードWay』として体系化された3つのポイントがあるんです。ちなみにですが、ランサーズでは『Lancers Way』という行動指針が体系化されています。

――そういうのが聞きたかったです。「この3つを守れば誰でもホワイトボードドリブンができる」という秘訣を教えてください。

横井:其の壱。とにかく丸と線があれば大丈夫。丸と言っても、美しい正円であることは求めません。楕円でかまわない。この図形は何かと問われたら、『……丸?』というレベルです。素人の方ほど難しい図形を描きたがる。

丸をふたつ重ねることで、つまりベン図を描きさえすれば、集合の関係や範囲を視覚的に図式化できます。何と何の集合であるか、その関係がどうなのか、といった本質的な部分に意味を求めるのはナンセンス。丸が重なっているだけで、人の目はそれらしいものと錯覚するんです。

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丸を描けるのでしたら、少し角を立てることで、四角形や三角形へのピボットが利きます。それぞれ角度をつけることで、広がりを表現することができる。何がどのように広がっていくのかを追求するのはナンセンスです。

線の使い方を覚えたら、上級者の証ですね。縦棒や横棒を用いることで、平面上に時間軸が出現する。何かに向かっている感じ、成長している感じ、花形に持っていくんだという志が伝わることを実感いただけるでしょう。

――聞くだけ野暮ですが、『ホワイトボードWay』の2つ目と3つ目をお願いします。

横井:其の弐。ノールックで描く。伝えたいという気持ちを込めるわけですから、聴衆を見なくてはいけません。きちんと理解しているか、どこが刺さっているかを常に意識する。ホワイトボードを見ながら描くようでは、まだまだ素人です。

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――ガン見していらっしゃいますけど。

横井:其の参。しゃべりながら描く。描き終わってから説明が必要だと、『何のためのホワイトボードだ?』という疑念が生まれること必至です。さらにわたしの場合、描いたらすぐに消すことを心がけています。

次の絵を描こうと思った時に、前の絵が残っていたから慌てて消すのは言語道断。プロならば『描く→消す』をワンセットにして、次の一手を最速で実行すべき。自分に視線が集まっていない隙を見計らって消しておく、その程度の配慮は必須です。

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自分のタイミングと聞き手のタイミングがすり合うまでは、描く前に消すくらいがちょうど良いことも申し添えておきましょう。

ホワイトボードドリブンはサービスでありエンタテイメント。オーディエンスを待たせちゃいけません。この3つを肝に銘じていれば、会議だろうがプレゼンだろうが、はたまた家庭での会話もホワイトボードドリブンでぐいぐい推進していけます。

――丸と線、ノールック、しゃべりながら描く、すぐに消す……4つありましたね。

 

ホワイトボードと相思相愛になるきっかけ

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――特異な自論をお持ちですが、そもそもホワイトボードとの出会いはいつ、どんなシチュエーションだったのでしょうか。

横井:ホワイトボードドリブンへの目覚めの瞬間は、目を閉じなくても鮮明に思い出せます。SI時代に、とても悲惨な炎上案件を巻き取る羽目になったことがあったんです。信頼しているメンバーたちに、尻拭いのような業務をさせる事実を伝えるのがとてもつらかった。

どう告白しようか悩んでいるわたしの前に、ホワイトボードがたたずんでいたんです。『これだ!』と天啓が降りてきた瞬間ですね。赤いペンを手に取り、力強くこう書いたんです。『明るく、楽しく、元気よく』と。その下にバグ曲線をそっと描き添えました。

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ぴりぴりムードが一気に和んで、すらすらと惨状を告げることができましたし、その場にいた誰もがポジティブに受け止めてくれた。これがチャットの無機質なテキストだったら、何人もの仲間が声を荒げていたでしょう。手書きの文字だったからこそ、わたしの人間性がにじみ出て、心にまで届けることができたんです。

――そうですか。さっきからペンを握りしめていますが、やはりこだわりをお持ちで?

横井:いついかなるときにホワイトボードを使うかわからないですよね? 顧客のオフィスで急遽、『ホワイトボードドリブン』を発動することもあります。そのときに、『いつもとペンが違うんで……』と言い訳するのは三流。『横井筆を選ばず』ですよ。

 

ホワイトボードは己の心を写し出す

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――ホワイトボードへの思い入れ強いわけですから、他人の利用方法にも気が回ってしまうのでは?

横井:ぞんざいな扱いをされると、ちょっと心がささくれ立つ部分はありますね。お互いが不幸になりますから。ボードは耐久年数が短くなるし、本人の手は汚れるっていうね。良いものなんですが、認められる人にだけ使ってほしいという気持ちがありますし、同時に、『まだ自分だけのものにしておきたい』という器の小ささも見え隠れするんですよ。

――面接に来た候補者のかたがホワイトボードでプレゼンを始めたら?

横井:複雑ですね。『ここは俺の戦場だ』という気持ちが強いので。とはいえ、やはり他人の使い方には興味がありますよ。ホワイトボードという盤面での戦い。囲碁や将棋、チェスのように、人によって違う戦略・戦術を体感したいという気持ちがあります。

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例えばランサーズの取締役に曽根というのがいまして、彼は実に芸術的なホワイトボードの使い方をするタイプ。盤面をぎっしりと埋め尽くす、綿密に描き切る戦い方なんです。ポリシーの違いから、コンフリクトがあるかもしれません。

一方で代表の秋好は、経営会議でときおり見せるんですが、文字を多用します。それでいてスピードが落ちないのは、相当な鍛錬を積んでいるんだろうと。彼の戦い方はリスペクトに値しますね。

――最後に。横井さんにとって、ホワイトボードとはなんですか? 

横井:自分の心を写し出す存在です。ホワイトボードって、ただの道具じゃないですよね。自分の生き方や心が反映されている、パートナーのようなもの。使うときは『ホワイトボードWay』にあるように、ファジーに暗号化することが多いです。でもホワイトボードがあるから言語化や視覚化が可能で、制約のある中でアイデアを出して、偶然の産物を生み出してくださいます尊い存在ですよ。

 

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 途中からホワイトボードに板書をしなくなったのは解せませんが、熱弁をふるい切ってくれました。「それじゃあ」と言って席を立つ横井。部屋には、熱を帯びたペンと描き散らかしたホワイトボードが残されていたことを書き添えておきます。

【社員Interview】「データのカオスから見えるもの」データサイエンティストがランサーズで見つけた価値とは:データサイエンティスト 松下 達也

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【プロフィール】

主にベンチャー企業数社でサイト分析、SEO施策、Web制作、ディレクション等多岐にわたる仕事に従事した後、ランサーズ入社。

夏は水球、冬はスキーにのめりこむスポーツラバー。

魅力的なデータが集まり、魅力的な仲間がいる。それがランサーズの魅力

―前職までは具体的にどのような仕事をしていましたか。

もともとSEO施策をやっていて、SEOだけではなかなかサイトへの集客も難しいので、次にコンテンツマーケティングの仕事をしていくようになりました。そこからデータ分析もやりはじめて徐々に仕事の範囲を広げていった感じです。

―転職のきっかけはどのようなことですか?

前の会社に不満があったわけではないんですけど、30歳を目前にしてこのまま続けていていいんだろうかと思い始めていました。というのも前職では長い期間在籍していたので業務の範囲が広がりすぎてしまって。この先も広く浅くで、このままでは専門性が磨かれないと思ったんですね。

―それで転職活動を始めて、最終的にランサーズに決めたのはどんな理由からですか。

ランサーズは日本一ライターを抱えて、日本一記事を書いている。こんなにコンテンツのデータが集まっているところは他にはありません。データ分析をする上でやりがいのある環境だと感じました。

それから、社員が魅力的な人ばかりだったことも理由の一つです。入社を迷っているときにランチを設定してくれて、社員と話をしたことでランサーズのイメージが変わりました。それまでランサーズの名前は知っていましたが、もっとフワっとした軽いノリの会社だという印象を持っていました。でも、社員はみんなマーケットやトレンドを俯瞰してみていて、ビジネススキルが高い。こういう人達と一緒に働きたいと思いましたね。

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 データサイエンティストの仕事の魅力とは

―入社してどのような仕事をしていますか。

データサイエンティストとして、「Quant」というサービスの立ち上げを担当しています。リリースされたばかりのサービスなので、今は問題点と改善点をつぶしてプロダクトとして、サービスとして良くしていくのが主な仕事です。今後データが蓄積されていくので本格的にデータ分析を始める予定です。

データサイエンティストの仕事の経験は今までありませんでしたが、スペシャリストのサポートで仕事ができる環境が用意されています。チャレンジさせてもらっているのでありがたいです。

 

―Quantは従来のランサーズのサービスとは違った価値がありますよね。

一番の価値は、今までに評価されてない軸でライターだったり記事だったりを評価ができるようになるということです。Googleアナリティクスのような一般的な分析ツールではライターごとの分析や、記事のジャンル・カテゴリごとの分析が普通の設定ではできません。Quantでは記事からカテゴリを自動で判別するので、特別な設定がなくカテゴリ分析ができます。このような分析で今まで評価されてこなかったライターさんの能力に光をあてることができると考えています。ライターさんの得意ジャンルもわかるので、依頼する側としてもアサインしやすいというメリットがあります。Quantを使うと分析だけでなく、ランサーズ上で活動するライターさんや依頼主に還元できるということが他にはない価値だと思いますね。

 

―データサイエンティストは一般にどのように仕事を進めるのですか。そして、一番の魅力とは?

まず大量のデータを取得して、加工し、最後にさまざまな切り口をつけて分析します。そういった分析から見えてきたことをお客様や社内に提供する。これが一般的なフローです。

データサイエンティストはいろんなバックボーンを持った人が集まるので面白いです。バックボーンにはマーケティングから入って、最終的にデータサイエンティストになる人、エンジニアから入ってくる人、最初からアカデミックに学んで入ってくる人。この3パターンが多いです。データ分析の勉強会へ行くと本当にいろいろな人がいます。

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 自分のキャリアを真剣に考えてくれる人がいる

―松下さんからみてランサーズの良いところはどんなところですか。

教育に力を入れているところです。キャリアについて親身になって考えてくれて、将来どういうことをやりたいのか、そのために今どんなことをするべきか、ということを話し合う個別面談を隔週でしてくれます。

―隔週!普通の会社だと年に1~2回しかしませんよね。

ついつい目の前の業務で忙しくなると周りが見えなくなるじゃないですか。それを月2回の面談してもらうことで、気持ちがリセットされ、冷静に周りを見ることができていますね。

それ以外にも社内勉強会が充実しています。社内の営業とマーケティングの合同勉強会を週1~2回開催して、講師を持ち回りでやっています。

―データサイエンティストから見たランサーズの良いところはありますか。

データの取得・加工・分析をする環境を用意するにはデータサイエンティストだけではどうにもならなくて、エンジニアの力が必要になります。巨大データなので貧弱な環境だと分析に時間がかかってしまうのですが、ランサーズでは快適に分析作業ができる環境をエンジニアがスピーディーに用意してくれるので、サポート体制がしっかりしていると感じます。

―そんな松下さんの将来の夢を教えてください。

僕フラフラどこかへ行ってしまうのが好きなんですよ(笑)。学生の時もスキーにはまって3ヶ月間ずっと雪山にいて戻ってこないみたいな生活をしていました。フラフラどこかへ行っても、どこでも働けるような環境に自分を置きたいなという夢があります。そのためにも専門性をもって独り立ちできるくらいのスキルを身に着けたいです。

 

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【社員Interview】「働く」データが最も集まるランサーズでならできる!:マーケティングプランナー 山本 俊介

 

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【プロフィール】

山本俊介

マーケティングプランナー

出身地 埼玉県

好きな食べ物 魚介類 チョコ お酒

趣味 美術館巡り 相撲観戦

ランサーズのマーケティングプランナーの仕事とは?

Quantというデータベースを利用した新サービス事業に携わっています。コンテンツマーケティング&クリエーターマネージメントシステムと呼んでいて、ランサーズならではの蓄積した企業の持っている可視化されたデータをもとに、よりクライアント様に有意義なサービスを提案し、環境を整備して共同事業を推し進めていくというものです。

まだ始まったばかりの新しいデジタルマーケティング事業で、私自身まだ入社したばかりなので(笑)、わからないことも戸惑うことも多いです。でもこの新しい事業のことを私はとてもユニークだと思っていて、軌道に乗せていくための中心的な役割を担えるようになりたいと思っています。

ーもともとマーケティングを仕事にしたいと考えていたのですか?ー

いいえ、学生時代は大分で過ごしたのですが、大学の専攻は社会学でした。なんとなく広告業界に興味は持っていたのですが、 専門的な知識も経験も持っていませんでした。それほどがむしゃらに就職活動をすることもなく、大学卒業後はセレクトショップの販売員としてアルバイトをしていた時期もありました。まだ、はっきりと自分の進む方向を決められるほど確固たるものを持っていなかったんですね。

ただ広告業界への憧れは心のどこかに持ち続けていました。そしてあるとき大手インターネット広告代理店の社員募集を見て応募。未経験ですがインターネット広告の世界に入ることになりました。そこでは5年弱、広告の基礎を学びました。そうしているうちに自分の興味はweb広告からマーケティングへと移っていき、ステップアップしたいと思うようになりました。さらに自分のキャリアを広げていくためにその後も何社かweb広告の仕事を続けて、約7年間web広告の業界に携わりました。言ってみれば私にとっては修行時代でしたね。

webマーケティングの域を超えて包括できるデジタルマーケティングにチャレンジしたい

web広告の仕事をしていて強く思うようになったのは自分がやりたいのはデジタルマーケティングなんだ、ということです。webマーケティングと言うとwebサイトへの集客がメインになってしまう。でもそれはデジタルマーケティングの中の一部でしかないと私は思っているんです。SNSやTV活用なども含めてあらゆるチャネルを利用して企業のブランディングやサービスの価値向上だったり、ユーザーさんにファンになってもらったりといったところまでもがデジタルマーケティングだという認識です。

デジタルマーケティングをやりたいと転職活動をしていたときに、1番すんなりとこの想いが通じたのがランサーズでした。webサイトに来てもらって終わりではない、もっとネットには広い可能性がある。そしてその先にはネットだけではなくもっと広い世界があるんだ、ということを当たり前のように話をする代表の言葉に共感し、向いている方向が同じだと思いました。

クラウドソーシングをやっているからこそのランサーズだからできることがあると感じました。ユーザーであるランサーさんというオープンなリソースを利用することによって、会社だけのリソースではなくもっと広範囲な、もっと多様なサービスをクライアント様に提供することが可能になるというのはとても魅力的に感じました。それで、ランサーズに入社したのです。

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ランサーズに入社してみて感じたことは?

もともと、自分は大学を卒業して、すぐに企業に就職したわけではなかったので自分の経歴にちょっとコンプレックスというか、キレイじゃないなという思いがありました。でもそんな経歴なんて関係なく、いろいろな働き方を選択できる、そういった世の中の流れを事業として先を行っているというか、それを実践している会社だと思います。「時間と場所にとらわれない新しい働き方を創る」というビジョンにもとても感銘を受けました。これは自分だけでなく社員みんなが同じように感じて同じ方向を向いて仕事をしていると感じました。

とにかく個人の能力がとても高い。すごい人たちが集まっているというのが入社して感じたことです。そして社員全員が何かしらを良くしようと常に考えているところです。自分のやっていることは必ず世の中を良くすることだという誇りを持って、またその自覚を持って前向きに仕事をしているんです。そのためには他の人への協力も惜しまない。少しでも良くするために何でもやる、そんな空気感がある会社です。ランサーズは良くも悪くもそんな個々の力が集結して作られていると思います。

ランサーズでこれからどのように仕事をしていきたいですか?

もちろんこの会社での業務に早く慣れて率先して仕事をしていきたいです。今はまだ、周りの人たちから刺激を受けて、日々、仕事に慣れるために学んでいるところです。今後もクラウドソーシングならではのマーケティングサービスに関わった、コンテンツマーケティングに携わっていきたいと思っています。

そして、自分も周りの人達に負けないように成長していきたいです。ランサーズはまだ発展途中の会社なので、ランサーズがさらに成長していくように自分も微力ながらその一端を担えたらいいと思います。

どのような人と一緒に働きたいですか?

向上心のある人です。そして仕事はもちろん、遊びも楽しむバランス感覚を持っている人。それから笑顔が素敵な人ですね。やはり笑顔がないと周りに伝染してしまう。笑顔が素敵だと周りも気持ちよく仕事ができると思うんです。

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マーケティングプランナーとして、入社したばかりだという山本さん。今まで働いてきた会社とは明らかに違う、個々の力が集結した環境の中でまさに今、必死にもがいているところだと思います。クールでもの静かな印象があってデジタルマーケティングに携わりたいという想いを持っていながら、実は高校・大学と弓道をやっていたそうです。美術館やお相撲も好きという、日本の伝統的なことにも興味を示す意外な一面も。これからさらに広がりを見せる新しいネットの世界と人を結びつける仕事でのご活躍、楽しみですね。

 

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【社員Interview】「圧倒的な社会的大義」を感じ、マッキンゼー、楽天からランサーズに参画:取締役 曽根 秀晶

 

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【プロフィール】

東京大学建築学科を卒業後、パリ・ラヴィレット建築大学、ブリュッセル・サンリュック建築大学への交換留学を経て東京大学大学院工学系研究家建築学専攻を卒業。

マッキンゼー・アンド・カンパニーに入社し、経営コンサルタントとして、小売業界・ハイテク業界を中心に海外市場戦略、新規事業戦略、マーケティング戦略、オペレーション改善など20を超えるプロジェクトに従事。

楽天株式会社に入社し、国内営業・国内事業戦略を2年弱、海外のM&A・PMIを2年、全社企画・戦略を1年弱の期間担当し、全社の下流から上流までを幅広く経験。

ランサーズ株式会社に参画し、取締役として経営戦略の立案、新規事業の推進、コーポレート部門の統括を担当。

 失敗を続けて得られたもの

―曽根さんは新卒でマッキンゼーに入社しましたが、印象的な仕事はありますか。

1年目は失敗の連続でした。とあるプロジェクトでは失敗が続きすぎて、完全に自信をなくして、1時間ぐらいトイレから出てこられなかったこともありました(笑)。なぜ失敗したかというと、座学で学んだことを、実務でまったく実践できなかった。例えば「仮説思考」という仕事の進め方。とある保険会社の戦略プロジェクトで、「海外進出をするとしたらどの市場に行くべきか」という経営課題に対して、仮説を持たないまま、いつの間にか調査のためにデータを集めることを目的化してしまっていたんです。それで、最終プレゼンが2日後に迫ったタイミングで、マネージャーに「まだデータが全部集まっていないんです。不足しているデータは・・・」と報告し始めたら、即座に「クライアントが知りたいのは、自分たちがどの市場に進出すべきかっていう結果だよね。その仮説もないまま調査やってるの?」とこっぴどくしかられました。頭ではわかっていたつもりだったけど、「仮説思考」というのはそういうことか、と。ガツンとやられました。でも、このような失敗の連続があったからこそ成長できたと思っています。

―その次の楽天ではどのような業務をされていたんですか。

楽天では現場の営業から全社の経営戦略まで、まさに端から端までやらせてもらいました。楽天が海外への積極的な事業展開をかかげる中で、海外の子会社や買収対象先の企業を飛び回ったり、国内外から集めたCEOや幹部たちを前に全社の中期計画・戦略をプレゼンしたりなどしましたが、楽天に入って最初の仕事は、楽天市場の現場のド営業でした。広告を売るのに、1日60本とか電話をかけるんです。それまでのマッキンゼーでのやり方で、顧客のことをよく調査して、商品の勉強をして、信頼関係を築いて・・・というやり方でやろうとしたら「顧客調査も商品知識も必要ないから。とりあえず売ろう!」と言われて。「そんなんじゃ売れないでしょ」と思うわけですよ。そうしたらとなりの席の新人君がすぐに電話をかけて「○○さん、この広告、どーんと売れそうじゃないですか。やりましょう!」なんて話して実際に広告をとってきちゃうわけです。衝撃でしたね。売れるかどうか考えるよりも先にまず行動してみる。コンサル時代は仮説を立ててそれを検証するためにまず分析をしていたわけですが、楽天では、「仮説→実行→検証→仕組み化」で、分析・検証するよりも実行することが先。売れると思ったらまず売ってみる。最初はかなりとまどいましたが、それまでの考え方を一度忘れて、ひたすら電話をかけて営業をやっている中で、それまで見えなかったものが見えた気がしましたね。

 「ヒトではなくコトに向かう」姿勢に共感

―会社を移ろうと思ったきっかけはなんですか?

25歳の時に、35歳までの10年間のロードマップを作ったんです。35歳をひとつのマイルストーンにおいて、その3年前までに、マイルストーンに向けてアクションしようと考えていました。実際32歳になって何がしたいと考えた時に、楽天に入ってから自分が言っていた「一億総デザイン社会」っていうコンセプトに思い至ったんです。一億総消費社会、一億総表現社会の次は、一億総デザイン社会がやってくるんだ、と。僕自身は建築を専攻していたこともあって、デザイナーに興味がありました。デザイナーとかクリエイターとかで、個人としてすごく優秀な人はいるんですけど、なかなか食えない。この人達だったらもっとその能力を世の中で発揮できると思っていたんですね。楽天では、インターネットショッピングモールから始まって、地方の商店など中小企業をエンパワーメントすることがミッションだったんですけど、この「エンパワーメント」という考え方を、個人にあてはめたら面白いんじゃないか、と。自分の中では、消費のオンライン化をリードしてきた楽天から、労働のオンライン化をこれからリードしていくランサーズへ、ということですごくストーリーの親和性を感じましたね。

―ランサーズとはどんな縁があったんでしょうか。

入社する4カ月くらい前にオフィスに遊びに行ったのですが、そこで代表の秋好に会いました。話している中で、物事に対する向き合い方に共感できた、というのは大きかったですね。すごく前向きで、ヒトでなくコトに向かうんです。たとえばうまくいかない時に、「あいつのせいだ」じゃなくて、「どうやって解決すれば前に行けるか」を考える。反対に、いい時は、「あのひとのおかげだね」っていうのも大事なんですけど、「何をどうがんばって成し遂げられたのか、どう横展開できるか」と考える。人のせいにするのは楽なんですよ。逆になぜそれが起きたんだろう、と考え続けることはつらいんですけど、そのぶん発展性がある。ランサーズの「個のエンパワーメント」というミッションは自分の描いていた世界観をまさに表していたし、ベースとなる考え方において共感できる仲間がいる。こう感じてランサーズへの入社を決めました。

 圧倒的な社会的大義を、ぶれずに、愚直に、淡々と。

―ランサーズってどんな会社ですか?

圧倒的な社会的大義をかかげて、ずっとぶれずにやってきた会社って、そんなにないと思うんですよね。「個のエンパワーメント」というミッションがあって、「時間や場所にとらわれない新しい働きかたを創る」というビジョンがある。想いはあっても、なかなか顧客に価値のあるサービスを提供して、収益のモデルをつくって、収益をまたサービスへの投資に還元するというサイクルって、なかなか回せないんですよね。それをランサーズは愚直にやり続けている。成長中のベンチャー企業というと、イケイケで、一攫千金あてるぞ、というイメージがあるかもしれないけど、そんなことはない。泥臭く、愚直に、真面目に、誠実に事業をやり続けて、社会に対して価値を提供して、お客さんに喜んでもらって、新しい世界を作っている。大きく誇張することなく、淡々と、しっかりとやっているというのは素晴らしい姿勢だと思うし、そういうところに共感している人が多く集まってきていると思っています。

 

―ランサーズに入社していかがでしたか。

入社直後に「ランサー・オブ・ザ・イヤー」という、ランサーズで「新しい働き方」を体現し、次世代ワークスタイルのロールモデルとなるフリーランスの方々を表彰するセレモニーを初めて開催しました。入社する前から企画準備していたんですが、実際に会場でセレモニーが始まって、まさにビジョンがそこにあるという肌触りを感じたんです。受賞者の皆さまが、壇上でのスピーチで、家族への感謝、働くことへの思い、将来やりたいこと、それらを一つひとつ、詰まりながらも自分の生身の言葉で語っていたんですよね。そういう機会に立ち会えることってそうそうない。ランサーズの行動指針にも掲げている「ランサー第1主義」を貫いて、ユーザーさんに対してしっかりと価値を提供できているという実感を覚える。入社直後にそういう瞬間に立ち会えたのは素晴らしかったですね。

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 来たれ!トンガリのある羊たちよ

―ランサーズにはどんな人が多いですか。また、どんな人に入社してほしいですか。

ちょっと言葉に語弊があるかもしれませんが、「トンガリのある羊」が多いですね。個人主義のように見えて結構みんな群れるのが好き。イベントや合宿がみんな好きです。群れることで同質化しているわけではなくて、結構、趣味とかファッションとか、トンガリのある変な人も多いんですよ。元社長をやっていましたという社員も7人ほどいますし。素直でポジティブな思考ができるのであれば、トンガリ人材はウエルカムです。トンガリすぎちゃって外れてるから、なかなかチャンスがめぐってこないという人もぜひランサーズの門を叩くことを考えてほしいですね。そういう人たちと、ランサーズのビジョンを体現すべく、一緒にどんどん新しいチャレンジをしていきたいです。

 

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【社員Interview】「コードにビジョンをのせる」 豊富なキャリアを持つエンジニアが挑んだゼロからのチャレンジとは。:CTO 横井 聡

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【プロフィール】

1985年生まれ。早稲田大学商学部を卒業とWebデザイナーとしてWebサイトの開発に従事した後SIerでの証券会社システムのバックエンドを担当。その後Adobe Airを中心にアプリ開発を行う。前職ではWebサービス事業部長を務め、新規Webサービスの企画・開発・運用すべてに携わる。2015年6月にランサーズ株式会社にジョインし、同年9月よりCTOに就任。デザイン、クライアントサイド、サーバサイド、サービス全体に携わった経験から、自身も多くの時間を開発に使いつつ、「コードにビジョンをのせる」を合言葉に、拡大するランサーズのエンジニアチームを牽引する。

週末はチェスを楽しむ一方、東日本かくれんぼ同好会の元幹事長として、120人リアルかくれんぼを主催したという隠れた経験を持つ。

 

 「今の幸せ」より「ゼロからのチャレンジ」を

―横井さんは前職まででフロントエンドからバックエンドまで、オールマイティーに活躍されていました。そんな横井さんがランサーズに入社したきっかけを教えて下さい。

前職では自社サービス部門の事業部長としてeラーニング系、EdTechと呼ばれるような分野で、例えば大手学習塾と組んでオンラインの事業の仕組みを作るようなことに従事していました。ありがたいことに事業部としての売上も上がって、エンジニアチームも毎日定時で仕事を終えて、その後は勉強会の動画などを流しながら技術談義したり好きなコードを書いたり、エンジニアチームとしては幸せな環境をつくることが出来たと思っています。

―エンジニアとして幸せな環境にいた横井さんがなぜ転職を考えるようになったのでしょう?

改めて「この幸せに満足していいのかな?もっとチャレンジしないといけないんじゃないか」と考えるようになったからです。今までは知り合い経由で転職をしていましたが、誰も知らない環境でゼロからチャレンジしたいと考えていたところにエージェントからランサーズの紹介を受けました。

―ゼロからチャレンジする舞台としてクラウドソーシング業界を選んだ理由を教えてください。

 以前、東南アジアのオフショア拠点に技術指導に行った時に、「現地のエンジニアの才能を伸ばす可能性が閉ざされている」と感じました。オフショア開発という性質そのものでもありますが、今いる場所によって、やれる仕事や、成長機会が限定される世界があると。そういったことを目の当たりにして、国や性別や年齢で才能が埋もれることのない世界を作りたいと思いました。そういう意味で、クラウドソーシングが、場所だけではなく様々な制約を無くそうとしていて、自分の想いと合っていると感じました。

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 山積みの課題!難関を突破する策は「コードにビジョンをのせる」

―その当時ランサーズにはどのような印象を持ちましたか。

ビジョンが素晴らしいと思いましたね。一方で技術面でのブランディングはあまりしていなかったので、もしかしたらいろいろ技術的な課題を抱えているのではと考えました。自分自身としてゼロから始めるならチャレンジングな課題があった方がいい。そう考えてランサーズへの入社を決めました。入社したら案の定メチャメチャ課題がありましたけど(笑)。

―具体的にはどのような課題がありましたか。

課題は大きく2つあって、ひとつめはプラットフォームの技術がいわゆるレガシーとなっていたことです。

ランサーズは2008年からサービスを提供していて、どうしても現在までの年月の積み重ねでサービスが巨大になり、かなり複雑になっているところがありました。そういったレガシーな部分をどのように改修していくかが課題でした。

―レガシーなシステムはサービスを長く続けている企業の宿命ですよね。どのように取り組まれたのですか?

巨大なシステムなので、全部を作り直すのはうちの場合はそぐわないと思いました。そこでまず、システムを細かく、ちょっとずつ切り出す。切り出した部分を、新しくしていく、そういう流れを作るようにしました。あとはReactやDockerなど、新しい技術も積極的に入れていき、技術のサイクルが回るように取り組みました。

新技術だから、流行ってるから、ということではありません。「コードにビジョンを」と僕は常々言っているんですけど、「その技術を入れるとどういう未来が描けるか」「システムのあるべき姿」を実現するための流れを作っていかなければならない。この流れを根付かせることが大切です。逆にいえばそれさえ描ければ、新しい技術を入れることにためらいはありません。

 

 エンジニア組織、事業部組織。その力学を変える

―究極はランサーズのビジョンである「時間や場所にとらわれない働き方を実現する」ためのコードを書くということになるんですね。もうひとつの課題はどんなことですか。

もうひとつはエンジニア組織の在り方です。ここ数年で事業部がどんどんできて、いろいろな部署からエンジニア組織へオーダーがくる。そうすると他事業部からエンジニア組織への一方的な流れになり「社内受託化」してしまう恐れがありました。これをエンジニア組織から各事業部へ働きかける仕事、つまりエンジニア自ら取りに行く仕事も定義することで流れを変えようとしています。

―エンジニアから取りに行く仕事というとどういったものがありますか。

売上KPIにかかわるもの、オペレーションコスト削減に関わるもの、ユーザーさんからのフィードバック。この3つの基準に照らしてエンジニアが提案していく仕事です。それとは別にビジネスインパクトはないけど、コードを少しずつ良くしていくとか、いろいろなサービスの基盤を統一していく仕組みを作るというような基盤系の仕事もあります。こういった仕事を定義することで、社内受託化の力学を変化させていきました。

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「突破力」で道を切り開く人と働きたい

―これからエンジニア組織はますます成長していくと思いますが、どんな人と働きたいですか。

「突破力」のある人と働きたいですね。ランサーズは成長過程にあるので、まだまだいろいろな困難や予期せぬトラブルがあります。そんな時に「状況が悪いから仕方ない」と言って何もしないのではなく、あらゆる手を使って道を切り開いてくれる人は信頼できます。

―転職を考えている人にとって、ランサーズのいいところはどんなことでしょうか。

エンドユーザーと直接会って生の声を聞けることです。ランサーズでは「ランサーオブザイヤー」の表彰式でユーザーさんと交流したり、ユーザーさんに来社してもらってインタビューしたりして生の声を聞く機会を作っています。生の声を聞いて改良を重ね、エンドユーザーと一緒になってシステムを作るということがどれだけ自分を成長させるか体感できると思います。

もうひとつは新しいサービスがどんどん出てきて、事業的にも技術的にもチャレンジできる環境があるということです。先日リリースした「Quant」はいままでランサーズが扱ってきた制作の仕事だけではなく、マーケティングの領域でもサービスを提供します。つまり、より大きなパイで事業をすることで、ひいてはランサーズ上で仕事をしているユーザーさんにも還元できる価値を増やしていけます。技術的にも数億のデータを分析するというワクワクする仕事ができ、事業としてもこれまでとは違う価値が社会に提供できるます。そういったやりがいがあるので、ビジョンに共感する人にはぜひチャレンジしてほしいですね。

 

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【社員Interview】「眠る才能を引き出せ!」スキルのカジュアル化を目指すエンジニアの思いとは:エンジニア兼ディレクター 上野 諒一

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【プロフィール】

北海道大学工学部卒業、大学院在学中にランサーズと出会い、2014年1月にジョイン。初の新卒エンジニアとしてCVR向上・認定ランサー制度の開発・運用など、「ランサーズ」全体のサービス企画・開発に従事、現在は日本最大級のスキルサービスEC「ランサーズストア」立ち上げの開発責任者としてサービス企画・開発を担当し、新たな働き方の実現を日々追及している。連休には自転車で地方をめぐる旅人。

社会的制約のない働く環境を作りたい

―上野さんは大学院で化学を専攻していたんですよね。IT業界に興味を持ったのはなぜですか?

化学を研究していましたが、もともとは機械専攻だったので、最初はロケットや自動車などのハードウェアのメーカーを希望していました。でもすでに成熟している業界だと感じたので、今まさに大きく変化しているソフトウェア産業に進みたいという気持ちが強くなりました。

―ソフトウェア業界といってもWebサービス、ゲーム、SIerなど、領域は広いですよね。その中でもクラウドソーシングの会社を選んだ理由を教えてください。

北海道の大学にいたのですが、そのころ、北海道で就職したいのに収入とやりがいを満たせる仕事がないとか、障がいがあるために優秀な人でも仕事がないとか、何らかの制約で望んだ仕事ができず苦労していた人が身近にいたんですね。そのとき、「社会的制約のない働く環境を作れないか?」とずっと考えていたんです。そんななかで就職活動をしていて、クラウドソーシングというのがあるのを知り、自分の思いと一致すると思ったんです。

―最終的にランサーズを選んだ決め手は何ですか?

僕は調べるのが大好きで、就職活動の時も候補の企業をめっちゃ調べたんですよ。例えばランサーズで仕事を依頼する人と仕事を受ける人の割合を調べたら1:3で、その割合がずっと保たれているんです。

―1:3の割合が示すものは何でしょうね。

当時僕が懸念してたのは、スキルのある人はすぐ上の方へ行けるけど、スキルのない人はずっと底辺にいてその2極化が進むと、「働き方を変える」という思いも夢物語で終わってしまうことなんですよ。スキルのない人がステップアップできる環境でないとシステムも回らなくなってしまう。他の会社では1:8なのにランサーズが1:3で、しかもその割合をキープしたということは、必要以上の価格破壊を起こさず、まだ特別なスキルを持っていない人も成長していける環境を作ろうという思いの表れだと思ったんです。それが理由の一つで、あとは代表である秋好の魅力ですね。

―秋好社長はどんな人ですか?

「働き方を変えたい」という思いの熱量がすごい。「ユーザーと向き合う」というのはビジョンだけじゃなくて、行動に表れています。自分で問い合わせやSNSでの反響もチェックしてますし、本当にユーザーと真摯に向き合っていると感じます。

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「ランサーズストア」でスキルのカジュアル化を目指す

―今はどんな仕事をしていますか?

2016年の4月18日にリリースしたばかりなんですけど、ユーザーが自由にスキルを商品化して売買するランサーズストアの企画・開発を担当しています。

―ランサーズストアは今までのランサーズにない面白い仕組みですよね。やっていて良かったことはありますか?

ランサーズストアは仕事を受ける側がコントローラブルになるんですよ。依頼者がいるのである程度合わせなきゃいけない部分はあるにせよ、がんばって苦しく働くのは何か違うな、と思っていて。ランサーズストアが、「自分が働きたい時間に希望の単価で働ける」、つまり、自分の時間と収入をコントロールできる世界への第一歩を踏み出せたのが嬉しいですね。

―似顔絵とか、占いとか、今までランサーズではなかったようなものも登場してますね。

「事業計画書のテンプレート作ります」とか「メルカリで出品するコツを教えます」とか僕らが思ってもみなかったものが出品されて、しかも売れてるんですよ。今まで、仕事を依頼する人と仕事を受ける人で分かれていましたが、ランサーズストアでは普段仕事を受ける側の人が似顔絵やLINEのスタンプを買っている。今までの力学と変わってきているところが面白いですね。

―今後やっていきたいことはありますか?

スキルというと仕事のスキルと思いがちですけど、ハンドメイドクラフトを作るとか、ナレーションを吹き込むとか、Excelがすごい得意とか、そういうのもスキルだと思うんです。スキルをもっとカジュアルに捉えてお金をやり取りする世界を作りたいです。

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 チャレンジできる環境があるランサーズ

―ランサーズへの転職を考えている人にランサーズに入社するとこんないいことがあるよということを教えて下さい。

実績を積んでいけばチャレンジさせてくれる環境だと思います。そして、チャレンジして失敗しても、ちゃんとチャレンジして、やりきって、失敗したら、評価されて次のチャンスがどんどんくるところがランサーズのいいところだと思います。

―上野さんはどういう人と働きたいですか?

ランサーズは今加速度的に成長している途中なので、同じように成長した企業での勤務経験がある人と働いて刺激を受けたいです。

それからランサーズによって生活している人がいるという意識を持つ人と一緒に働きたいです。Webサービスの場合は障害が発生してサービスが停止すると自分の会社がいくら損したという話になると思うんですけど、ランサーズの場合は、サービスが停止したら利用している人の仕事の機会がなくなることになります。そういう意味でユーザーさんの収入、生活の一端を担っているという覚悟を持って仕事出来る人と働きたいですね。

 

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ランサーズがテレビ東京WBSに登場しました!

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昨晩のテレビ東京WBSワールドビジネスサテライト)でランサーズを取り上げていただきました。 フリーランスの働き方が新たなフェーズになってきたということで、長時間にわたって特集いただきました。 

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フリーランス実態調査も、大江麻理子さんに取り上げていただきました。

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先日発表したフリーランスボーナスキャンペーンや、奄美大島と進めているフリーランス島化計画など、フリーランスの取り組みをフルコースでご紹介いただき、嬉しい限りです。

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ランサーズはこれからも「時間と場所にとらわれない新しい働き方を創る」というビジョンの実現に向け、さらに多くのフリーランスの皆様にご活躍いただけるサービスになるため、これからも頑張ってまいります!!